ラズパイ-ZERO で Spotify を聴く Volumioプラグインで!
はじめに
ラズパイZEROとPHAT DACのハイレゾセットで、世界で一番利用者が多いと言われているストーリミングサービス”Spotify”(スポティファイ)を試してみました(上記写真)。音楽OSの”Volumio”の標準のプラグインをインストールし使用します。パソコン版Spotify(Windows版、MAC版、Linux版)と比べると、簡素な操作になりますが、DACを搭載なのでの音は良いはずです、用途を考えて見ました。
目的
機材設定方法
ラズパイZEROとPHAT DACの設定方法は、以前の私の記事を参照下さい。
プラグインのインストール手順を、備忘録として書いておきます。
1.プラグインインストール
下記赤枠の2つのプラグインをインストールし、有効にします。
Spotifyの方は、Spotifyの無料会員のIDとパスワードを設定します。
2.メニュー確認
VolumioメニューにSpotifyマークが出てくれば、プラグインは成功です。
(参考:私の場合、初回には、プラグインが出来たが音が聞こえなかったので、一度アンインストールしてしまい、その後、再インストールが出来ない状態に陥った。仕方なく、一時的にプレミアム会員を登録したところ、プラグインが成功した。現在、プレミアム会員一か月の無料の期間中だが、別の理由で、プレミアム会員に更新して損はないと思います。(後で記事にします。)
はじめのSpotifyメニューです。(PC版と比べるとシンプルです。)
取りあえず、プレイリスト作成のため、右上の検索欄に”MISIA”と入れると、楽曲がいろいろ出て来ます。
使用方法は、いろいろあると思いますが、新規にプレイリストを作り、聴きたい曲をどんどん追加し、プレイリストを起動すると良いと思います。
3.動作確認
プレイバックタブを押すと、ラズパイVolumioのいつもの画面が出ます。
左側の窓の表示で、Spotifyサイトで320kbps16bitで演奏していることが分かります。
4.参考
Spotifyプレミアム版機能のひとつの、Spotify Connectを試して見ました。PCにSpotifyアプリを入れて、ラズパイもVolumio起動し、PCからSpotifyを起動した場合の状態です。下記写真のように、PCにSpotifyアプリの右下にある、音の出力装置の切替えが出来ます。やって見ると、音楽出力先がワープするような感じで面白いです。(この操作は、プレミアム会員だけの特権です。)
調査結果
- Spotifyは、国内の音楽が結構公開されています。ただし、マイナーなアーティストが非常に多いような感じです。ただ、アーティストによっては、ほぼ全曲が公開されている人もあります。例として、ユーミンやMISIA。perfume:ポリリズムなどを除きほぼ公開。
- 無料会員は曲間に広告が入るとのことです。現在、プレミアム版体験期間中のため、割込みや、音楽中断はありませんでした。
- ラズパイZEROでのVolumio版Spotifyは、検索やプレイリスト作成などの操作が、簡略化されていますが、ハイレゾ対応のDACを搭載している分、ラズパイZEROの方が音が良いことは間違いないと思います。
- Spotifyプレミアム版機能のSpotify Connectを試して見ました。(上記写真)
感想
Spotifyは、良い音で、無料版でもフルコーラスが聞けるのは、嬉しいことです。ストーリミングサービスなので、基本はWi-Fiがある場所で使用、データ保存は基本的には行わない。
(重要:プレミアム版であればPC版で作ったプレイリストを、スマホで参照して使用出来るため、Wi-Fiでなくても、携帯電波があるところであれば使える。さらに、プレミアム版であればデータ保管が出来るので、スマホにデータ保管が出来、電波が無くても使用可能である。)
さて、ラズパイZEROとVolumioのSpotify聴取装置、十分レンジの広い音が出るし、24時間使用しても、消費電力がわずかで、熱が出ない利点があり、簡単なAMPに接続したBGM専用装置の用途がベストだと考えます。
今後の予定
PC版の Spotifyの機能をさらに確認し、スマホや、Google-homeとの連携でいろいろな事が出来そうなので、確認し報告したい。
今回はここまで。